学校から「次の学年に進むかどうか」の連絡が…

原田先生ブログ

こんにちは。フリースクールきのこの原田です!

先日、きのこに通っている子どもの保護者から、こんなお話を聞きました。

学校から「30日以上休んでいる子に『次の学年に進むかどうか』を確認しているが、どうしますか?」と電話がありました。うちは次の学年に進むつもりではありますが、そういう制度なの?とびっくりしました。

「そんなことがあるんですね!!」と、私も初耳でびっくりしました(不勉強ですみません…)

ということは、小学生でも留年という制度があるということなのでしょうか?
早速、近隣市で小学校教諭をしている昔からの友人に連絡をして聞いてみました!

基本的には留年はない

「うちの学校では、毎年終了認定会議があって、30日以上欠席がある子は学校長が認めないと進級できないとなっている。会議で該当生徒の担任の先生が『○○さんは●●を頑張っているので終了認定をお願いします』と申告すると、学校長はもちろんOKする。うちの市内の学校では保護者に確認はしないけど、そんなことしているところがあるんだね!」

「入学以来一度も学校に来ていない子も進級するし、進級しない子はいないよ!逆に留年なんてさせてもらえないんじゃないかな?」

とのこと。

「原級留置」(いわゆる「留年」)について調べてみましたが、日本において初等教育での留年は制度上は存在していても実態としては〝ない〟というのが実際のところのようです。

小中学生の保護者にとって、留年の不安は脅威

相談してくださったご家庭の担任の先生は、どういう意図があって電話してきたのかなと勘ぐってしまいます💦
逆に、「もう一年同じ学年やりたいです!」って言ったら、やらせてもらえていたのかも聞きたいところです。

そもそも、出席の仕組みや、不登校児童・生徒に対して学校の先生がどのような働きをされているのかなど、一般人のわれわれには知らないことが多すぎるなと感じました。
そんな中で、「今日も学校に行けなかった…」と悩まれている保護者に対して、「留年するかもしれない」という不安は脅威ですよね。

小中学生は留年はしないと思っていただいて大丈夫なので、その点はご安心いただければと思います!

そろそろ3月も終わりです。
マスク生活も解禁となりましたが、花粉やインフルエンザなど、体調には気をつけて元気に毎日をお過ごしください!

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一般社団法人きのこ

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