こんにちは。 安城のフリースクールきのこの原田です。
今回は、私がフリースクールを始めようと思った理由についてお話したいと思います。
私はもともと新卒から5年ほど、学習塾で勤務しておりました。結婚を機に退職、数年間不妊治療を行いながら、放課後デイサービスで勤務をしつつ、空いている時間で国家資格キャリアコンサルタントと保育士の資格を取得、その他いろんな資格取得のための勉強をしていました。
常日頃考えていたのが「子どもに関わる仕事のプロになりたい」ということでした。
もっと言うと、1番は「子どものキャリアを一緒に考えられる人間になりたい」ということでした。
そのために、資格取得だけが目的でなく、勉強することを目的として、関連する資格はできる限り取ろうと思い、勉強に励みました。
学習塾勤務時代、いろいろなご家庭と関わらせていただきましたが、自分の将来についてしっかりと考えているお子さんは少ないなと感じておりました。親御さんは成績を上げることに熱心だけど子ども本人は全くやる気がない、とか、本人のやる気を出すために塾として奮闘するけれどなかなか結果が出ず退塾になってしまったり、とか…。
そういうことを繰り返すうちに、自分の未熟さや無力さを痛感し、果ては「本当にこの子は勉強しないといけないのだろうか?」ということまで考えるようになりました。
私は何をしたいんだろう、どのようにお子さんと関わっていきたいのだろうと考えていたときに知ったのが「キャリアコンサルタント」でした。
子どもは何のために勉強するのか、子どもの将来のために必要なことは何なのか、それをしっかりと理解し、専門家として提案できるようになるため私はキャリアコンサルタントの資格を取得しました。
資格取得後は、昔からお世話になっている方の塾でキャリアコンサルタントとして勤務させてもらっていました。
そこで出会ったのが一人の不登校ぎみのお子さんでした。
その子は、最初全く私と話そうとせず、無表情で、会話もお母さんを挟んででなければできませんでしたが、お預かりしてから数ヶ月で少しずつ心を開いてくれるようになり、たくさん喋ったり笑ったりしてくれるようになりました。
その笑顔を見たときに「この子は笑顔で生きていてくれるだけで十分だな」と考えるようになりました。
一旦勉強や学校での人間関係から距離を置いて、心を休ませることができる居場所を作りたい、ひとりでも多くのお子さんを笑顔にしたい、そういう想いからフリースクールの開校を決めました。
きのこでは、学校に全く行かれないというお子さまも、時々行くというお子さまも、どんな子でもお預かりしております。お子さまひとりひとりの状況や目標に合わせてカリキュラムを立て、少しずつ社会との関わりを持ってもらい、将来「自立」できるようになることを目指しております。
多様化している世の中で、子どもの将来に漠然とした不安を抱えている親御さんも多いと思いますが、そんな不安を少しでも解消できるようお力になれたらいいなと考えております。
原田と話をしてみたいという方は、お気軽にきのこまでお問い合わせください!
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